グリセリンフリーのつらい乾燥に 自分的対策品紹介

グリセリンフリースキンケアを続ける上で最大の悩みが乾燥。
2017年10月よりグリセリンフリー&フリー気味スキンケアを続けて約2年、
乾燥性敏感肌を繰り返しながら、
これなら何とか酷い事にはならないでいられるという自分的着地点と、
お勧めしたいくらい効果があった基礎などを乾燥の季節を前に書いてみたいと思います。

  • 最終更新:2021 03/21 参考にしているスキンケア本追記

スキンケアの前に 加湿が大事

季節の変化にそこまで影響を感じてこなかった方にはうっかり盲点かもしれません。
加湿の有無で1~2段階は乾燥度合いが変わり、
湿度が低すぎるとグリセリン入り基礎を使っていても効果が得難いほどになります。
濡れタオルを干すのでも十分効果的なので、特に秋冬は風邪予防ついでにも。

今のスキンケアスタンス

  • 洗顔~メイク落しはグリセリン有りも使う
  • 乾燥対策にグリセリン入りを希釈して使用。たまに普通に使う。
  • アイクリームはグリセリン入り。
  • 使いたい成分を使うために手作り(原液混ぜるくらい)寄り。

乾燥しない洗顔 ダヴ ビューティークリームバー(グリセリン入り)

agedori-coffee.hateblo.jp

www.dove.com
Amazonは何故か融通が利かない販売形態。通販ならヨドバシがオススメ。

何をおいてもまずはこれ!というくらいお勧め&効果覿面。

過去記事にも書いてるとおりに、
洗顔料で乾燥しないってこういう事!という気付きが得られたもの。
冬どころか夏のエアコン乾燥も憂鬱なら、
美容液を探すより先にれを試す価値はあると思う。
正真正銘の皮脂を落とし過ぎない洗顔料。

ただし、皮脂を落とし過ぎないだけあってスッキリ感はない。
使用感が嫌だという人は少なくないだろうし、
脂性肌寄りの場合は優しい洗浄力が逆にトラブルを産むかも知れない。

自分は朝はこれだけで洗顔して、
夜はクレンジングの強さや肌の調子で他の洗顔料を使い分けてます。
ホワイト(香りあり)とセンシティブ(無香料)どちらでも買える方を買うこだわり無し派。

使用時はマークス&ウェブのバブルソープポーチが便利。
www.marksandweb.com

乾燥させないクレンジング キャリアオイルでメイクを浮かす

agedori-coffee.hateblo.jp
ホホバ等のオイルを使うクレンジング方法は
美容皮膚科医さんが本で紹介されています。(このページの補足へ)

  • キャリアオイルをなじませる
  • ティッシュで吸い取る(こすらずに肌にのせて油と汚れを移す)
  • ティッシュオフの後にたまに蒸しタオルを使う。
  • 洗顔料で洗顔する

注意点

  • 向くのは軽い~軽めの普通のメイクです。
  • 落ちない、崩れないが売りの物は落とし難いです。
  • 濃いポイントメイクにはポイントメイクリムーバー。



オイルはある程度もったりした使用感の物が扱いやすいです。
扱いやすさと入手しやすさ優先なら薬局方オリブ油か無印ホホバ。
洗い流し前提でもオレイン酸の働きが気になるなら無印ホホバ。

個人的に乾燥で辛い時のスキンケア変更優先度はダヴバーとコレの2トップ。
正直結構面倒なクレンジグ法ですが、乾燥が目に見えて減って肌が大きく安定します。
ティッシュオフの後は油分のギトつきが残りやすいので普通の洗顔料で洗顔
(丁寧にティッシュオフすればそこまでは残らない)

ちなみに大概の化粧は純石鹸のみで落とせるとの事*1ですが……

  • 少しくらい残っても平気!なズボラ根性でも不満は覚える。ちょっと残りがち。
  • メイクは油で溶かす方が結局早くて残らない

こういった経験から、純石鹸クレンジングより化粧オイルで浮かせる派です。
(軽いメイクや「せっけん落ち」系ベースには純石鹸でも良いのかも)

トゥヴェール ナノエマルジョン

www.tvert.jp

自分には乾燥・肌荒れ治療薬と同じくらいの安定感が得られるもの。
グリセリン入りですが、強い影響は感じません。

インナードライさん向けの、
化粧水の様にさらさらで油分やべたつきを感じない、
肌への馴染みと浸透が非常に良い乳液です。
直接塗るほかに化粧水に混ぜても使えます。
秋冬スキンケア用に今月1本、リピート購入。

セラミドの中身はこちらよりもセラミドミルク(トゥヴェール)の方が
ヒト型セラミドを多く配合していますが、
水分がすぐ蒸発してしまう自分にはナノエマルジョンの方が素早く安定します。

トゥヴェールの特化系基礎は全体的に
ドラストで買える美容液の比でない効果が出る上に安いので、
通販めんどくさい!という人でなければお勧め。
自分は「通販めんどくさ」と思って買わないで来たのを後悔した方です。

トゥヴェール アミノ酸エッセンス

www.tvert.jp

グリセリンフリー。保湿力と肌の安定感がかなり上がるので欠かさず化粧水に混ぜてます。
これをお手頃化粧水に推奨濃度入れるだけで、
中価格帯からちょっと高級なアミノ酸系基礎と似たスペックに。
原料自体も味の素*2の物で安心。

グリセリン入りを混ぜる

度々書いてる様にグリセリンフリーだと保湿力が足りないので
グリセリン配合の保湿系を薄めて使っています。

これほんの少量でもあるとなしでは大違いで、
グリセリンフリーでパサついたりパリパリとひきつる肌が
水分をしっとり保ってくれる様になります。
今はキュレルの顔体用乳液をパール粒大未満くらい全体に広げて使用してますが、
ある程度保湿力が感じられれば別に何でも良いです。

ベースメイクがグリセリン入りの場合は基礎には混ぜなかったり、減らしたり。
半分くらいは使ってみたい物を楽しむのが目的。

追記:美容液などを使ってみるのも

自分は現時点で乳液をグリセリン系にしていますが、
保湿力が得られるなら補給先を美容液や化粧水にするのでも当然OK。
(自分の場合、グリセリン入りでも保湿を売りにしていない美容液からでは
思ったような保湿力が補えなかったので、保湿メインの物が良いかもしれません)

白色ワセリン サンホワイトP1

www.sunwhite.net

こってりガッチリ保護が欲しい&安定して使えるので
サンホワイトP1か普通の白色ワセリン派。
朝は薄めにハンドプレスしたりオイルと混ぜて緩めて使っています。

超乾燥肌さんなら経験あると思うのですが、
グリセリン入りのこってり保湿系基礎を使っても
数時間したら余裕で乾く!干乾びる!あの現象に蓋できます。

そして実はピジョンワセリンとサンホワイトシルキーY1、
別のページでお勧めしておいてアレですが、
ヒリついたり1日中顔がむず痒くなったりする事があるので顔には使っていません。
イハダ(これは緩めず使いやすい)と薬局方の固めの白色ワセリン、
サンホワイトP1は全然何事もないんですけどね。


現時点で、ある程度固定してたり書けるのはこのくらい。
美容液・美容成分はグリセリンフリーの市販品からでは満足行くものが選べないので
化粧品原料屋さんで材料を買って自作しています。
自作(ただのブレンドですが)だと流石に使いやすさや安全性、
その他メーカー製ならではの技術には到底及びませんが、
単純に塗るだけで効果を発揮する成分なら手応えも得られますし、
とりあえず使いたい成分を使うという欲求は満たせて楽しいですよ。

参考スキンケア本(2021追記)

10年くらい前から頼りにしている、皮膚科医の吉木伸子さんのスキンケア本です。
そんなに前だと内容はかなり古いのでは?と思われるかもしれませんが、
最近出ている本と比較しても要の部分は参考になると思うので紹介します。

VCの選び方やセラミドの話、上で書いている乾燥させないクレンジング(オリブ油で化粧を緩めてティッシュオフして洗顔)、純石鹸でメイクは落ちると言う事等も書いてあります。

素肌美人になれる 正しいスキンケア事典

honto.jp

素肌美人になるためのスキンケア美容医学事典-吉木式スキンケアの決定版!

honto.jp

吉木伸子さんの本はこの2冊が充実しています。
特に正しいスキンケア事典は岡部美代治さん*3も監修されているので、
中立的でバランスの良い構成になっていると感じます。
最近はもう吉木さん本を追っていませんが、
過去にこれ以外5冊くらい購入、他何冊か店頭で大雑把に内容を見た経験からだと、
ほとんどの物がこの2冊を分冊にして薄めた様な物で、
この2冊に迫る物は出ていない印象です。

流石に10年も前の本ですから、
購入の際は最新の皮膚科医さん本と比較してからがお勧め。
(これ書きながら自分も情報更新に書店に見に行こうか考え始めてます)

また、VC・レチノールといった美容成分等の情報であれば、
肌のクリニックさんのブログがお勧めです。
koenji.clinic

*1:皮膚科医さん監修の本より

*2:ミノンの製造元も味の素です

*3:KOSE研究所を経て、アルビオン商品開発・マーケティングを担当。後に独立され、現在は美容コンサルタントとして活動されている方