このページは専門外の人間が書いているので、
ワセリンは排水注意ですよ、以外は「~かもしれない」程度で受け取って下さい。
(08/29一部書き直し)
ワセリン・ミネラルオイルで保湿をする際の注意点
ワセリンとミネラルオイルは肌に浸透せずに膜を張る物です。
水分の蒸散を防ぎ、皮膚を保護する力に長けていますが、親水性と通気性はありません。
そのため、脂漏性皮膚炎の方や汗をかきやすい方、
皮脂分泌が正常~盛んな方はトラブルを招く可能性があります。
その場合は他の物を使ったり、ブレンド使いや部分使いをすると良いかもしれません。
ワセリン以外で保湿に向くオイルやワックス例
オレイン酸豊富系オイル
椿油(85%)、オリーブオイル(70%)等。
高い保湿力と柔軟性を有し、抗酸化力にも優れています。
一方でアクネ菌のエサになったり、キメの悪化、毛穴の目立ちへの影響もある様です。
(キメの悪化等は不飽和脂肪酸=オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、パルミトレイン酸、ペトロセリン酸などが影響する様です)
詳しくは資生堂のpdfへ。2004年No1 ヒト頬部毛穴の目立ちと肌状態
スクワランオイル
スクワレン(サメ肝油)に水素添加した天然由来の炭化水素オイルです。
ベタつきが少なく、親水性と浸透性があり、保湿力にも優れています。
サメ由来の他にオリーブに含まれる微量のスクワランを抽出したオリーブスクワランや、
サトウキビから抽出したシュガースクワラン等があります。
ホホバオイル
オイルと名がついていますが、液状のワックス(蝋)で、7℃以下で固体化します。
浸透性にも優れた、保湿と保護膜を両立できるオイルです。
97%がワックスエステルで残り3%が油脂となり、
その3%ある油脂の組成(たぶん)の92%が不飽和脂肪酸でその内オレイン酸は18%ほど。
ラノリン
動物性ワックスで保護膜を張ると同時に高い浸透性から保湿もします。
オレイン酸を多く含み、柔軟性、浸透性、保湿力に優れますが、アレルギー性を持ちます。