ローズマリー軟膏の作り方&作ってみた

  • エイジングケアに効果が高いといわれるローズマリーエキスを使った手作り軟膏レシピと作ってみたレポ。
  • 作り方参考元:Self-Care CLINIC(Q&AのQ18にあります)
  • 色んな方が挑戦して記事にされています。画像つきで分かりやすい解説は是非検索してみてください。自分も他の方の実体験等を幾つか読んでから作りました。
  • 最終更新:2023.05/12

最初にお読みください天然の素材を用いるハンドメイドコスメは刺激物質等がそのまま残留します。
それらによって肌荒れやアレルギー、光過敏症などの不測のトラブルを引き起こす恐れがあります。
少しでも使用に不安があったり、異変が生じたら作成・使用を中止する事をお勧めします。
また、当ブログをご利用になった事でいかなる問題が生じても
当ブログは一切の責任を負いません。予めご了承下さい。

材料・試した物と買った物

  • ドライローズマリー 20g(ホールタイプ推奨)
    • スパイス専門店・スーパーのスパイス売り場、手作り化粧品店で購入出来ます。大量に購入する場合はスパイス専門店が経済的。東京だとアメ横の大津屋さんやイスラム横丁のハラルショップなど。試すだけなら、スーパーでギャバンやSBの物(5~10g)を買って作るのでも。
  • 試して大失敗 パウダータイプのドライローズマリー
    • 紙製コーヒーフィルター(推奨されていません)もそこそこ目の細かい茶こしを使っても透過が進まず、待ってる間に無水エタノールが蒸発してしまうのでは?という気持ちに。粉で抽出するならシリンジで上澄みだけを吸い上げる工夫が必要です。
  • 無水エタノール(100ml)
    • 消毒用ではなくて「無水」と書いてあるもの。ドラストで500mlが1,200円くらい。エキス抽出に使います。
  • ワセリン サンホワイトP-1推奨(20g)
    • 加熱するためサンホワイトP1が良いそう。
    • 50gチューブがハンズ、ロフト、通販ならヨドバシ等で売られています。ワセリンの50gはなかなか減らないのでチューブタイプで十分。

道具&自分が使った物

  • 消毒用アルコール
    • 表面積が小さい物はコットンに含ませて拭きました。
  • 計量カップ
  • ガラス瓶(エキス抽出用とエキス保存用)
    • エキス抽出用は口の広いもの。エキス保存用は用途に応じて。
    • 遮光瓶は買わずにアルミホイルを巻くお手軽ローコスト対応にしました。(遮光瓶必須ではありません。気分的に遮光仕様にしただけ)
  • 湯煎用の耐熱容器
    • 湯煎の水が入り込まない高さのもの。湯豆腐用中子(湯豆腐鍋の中でタレを暖める器)が便利だそうですが、見つからなかったのでミニお鍋みたいな形をしたステンレスの計量カップを使用。
  • 攪拌用のツール(ステンレスのスプーンなどでも)
  • 軟膏保存容器
    • 繰り返し使用前提の頑丈さと安全性優先で100均で台形の浅いガラス瓶を買いました。
    • 100均にはタムタム缶みたいなものも普通に売られています。
  • 茶こし
    • 完成したエキスからハーブを取り除くために使う。
    • コーヒーフィルターは雑菌混入の面から推奨されていないようです。

他に使ってみたツール

  • 便利 化粧品用シリンジ
    • 10ml分など少量を使いたい時に特に便利。
    • 最初はハンズで買った滅菌済みのもの。2回目からは100均もの。理由は抽出液の汚れ・成分がべったり張り付いて取れない。ノズルの中までは綺麗に洗えないため、使い捨てに出来る物の方が楽だったから。ささっと洗ったり塩素消毒して使いまわせると思っていたら全然だめでした。
  • 失敗 スポイト付きの瓶
    • 抽出が少量ならこれでいいのでは?と使ってみた。洗浄が面倒。これもスポイトの洗浄に手間取る。洗いやすいサイズのジャム瓶に100均シリンジがコスト的にも正解だった。
  • 失敗 紙製コーヒーフィルター
    • 既に上で言及済みですが、ザバっと空けてズボラできるのでは!と試したらホールもパウダーも驚きの透過しなさ。恐らく抽出した成分が目に詰まってしまうのだと思う。ただただ後片付けに苦労しただけでした。茶こしやザルが楽。

作り方

  • 使う道具は予め消毒(煮沸or消毒用エタノールをかけて乾かす)しておく。
  • 作成中に水気が混入しないようにする。
  1. ローズマリーエキスを仕込む→2週間~1ヶ月待つ。
  2. エキスとハーブをこしてエキスだけ取り出す。
  3. ローズマリーエキスをワセリンと一緒に湯煎してエタノールを飛ばす。

1.ローズマリーエキスを作る

以上を瓶に入れて冷蔵庫へ。1日に1~2回揺すって2週間~1ヶ月で出来上がり。
エキスだけ取り出して使います。

20gに対して100mlとなっていますが、ローズマリーがひたひたになるくらいなら良い様です。
また、エキスの緑色は有効成分の色ではありません。
エキスの色が緑でないから有効成分が抽出されていない、という事はありません。

2.軟膏にする

  • ワセリン(サンホワイトP-1)20g
  • ローズマリーエキス(ハーブをこしてエキスだけにした物)10ml

分量はエキス1に対してワセリン2が基本のようです。

  1. ワセリンとエキスを耐熱容器に入れて湯銭にかける。
  2. 78度(エタノールの沸点)あたりで気泡が出て液体内部からもエタノールが揮発し始めるので、根気よく混ぜる。
  3. エキスがなくなり、荒熱が取れたら容器に入れて完成。

この時、揮発したアルコールに引火させない様に注意する。
IHクッキングヒーターがなければ火を止めてお湯を変えながら湯煎した方が安全。
自分はエキス10mlの少量作成だったので普通に湯煎。
少量のためエタノールの揮発も早く、あっという間に完成。

挑戦した切っ掛け

  • 燦々と https :// yaplog.jp/brilliant_rain/archive/891

思わず身を乗り出すビフォーアフターだったのがこちらの「燦々と」さんの日記とお写真。
2年使用で薄らあった目元のたるみと、たるみの下に落ちていたクマのような影が気にならない薄さに変化した画像でした。

追記 実際に効果あった?

  • 主に日焼けが残る両足の甲でお試し。片方は塗って、片方は塗らない。
  • 3ヵ月ほぼ毎日使って違いを感じる要素なし。
  • 以降サボったりサボらなかったりで、気づいたら使わなくなり、最終的には面倒さとアレルギーへの不安で中止。

挑戦するきっかけになった方は2年間使用してらしたので、その期間継続出来れば違いが出たのかもしれません。

参考元

作り方(Q&AのQ18にあります)
www.vc-lab.com

もっとなめらかな使用感orワセリン以外で使うなら
www.bettaguard.com